WAAM3D ワイヤ・アーク積層造形システム
RoboWAAM PTA/PMAX
PTAプロセス
PTA(Plasma Transferred Arc:プラズマ移行アーク)は、非消耗式タングステン電極と母材間で形成されるプラズマアークにより、フィラーワイヤを溶融させて高精度に金属材料を堆積するプロセスです。
シールドガスが溶融プールを保護することで、安定した造形品質と良好な金属学的結合を実現します。
直流(DC)駆動で動作するため、複雑な波形制御は不要で、アークの低エネルギー領域でワイヤを溶融することで、スパッタの少ないクリーンな造形が可能です。
PMAXプロセス
PMAX は、PTAプロセスをベースに生産性向上を図ったプロセスで、高電流運転と複数本のコールドワイヤを特徴としています。
AIによる自動コールドワイヤ位置制御により、溶滴移行の精度やビード形状の安定性を維持しながら、熱入力を最適化した上で材料投入量を増加させることが可能です。
PTA/PMAXでは、エネルギー入力と材料投入量を独立制御できるため、溶け込み・希釈率・堆積速度を最適化し、積層微細組織に直接影響を与えることができます。
標準PTAプロセスとの比較による導入効果
● 生産性
・鋼材で 6 kg/h 超
・標準のシングルワイヤPTAプロセスの2倍以上の堆積速度
● 安定性
・幅広い熱入力に対応し、複雑形状や形状が異なる部品にも対応可能
● 制御性
・エネルギー入力と材料投入の独立制御
・精密な形状および積層後の微細組織制御が可能
特長
● 材料依存で6 kg/h超の堆積速度
● チタン、ニッケル、高強度鋼など、高性能・高付加価値材料に最適
● 自動ワイヤ位置制御
● 溶け込み・希釈率低減、優れた熱管理
● すべての金属材料に対応
● 同時マルチワイヤ供給により高生産性、異材混合、機能傾斜構造(FGM)、組成制御が可能
● 幅広いプロセスウィンドウ
● 極めて低スパッタ、元素損失なし
● 最小限のヒューム発生
仕様
| 本体サイズ | L5550 × W4500 × H3565 mm |
|---|---|
| 造形可能サイズ(Print Envelope) | 最大 L1800 × W1200 × H1500 mm³(構成に依存) |
| 制御システム | KUKA KRC5 + Siemens PLC |
| シールド管理 | PMAX:局所シールド + *全体シールド |
| WAAM方式 | PTA(Plasma Transferred Arc) *オプション:デュアルワイヤPTA(PMAX) |
| 溶接電源 | PMAX:EWM Tetrix 552 Synergic Plasma |
| 軸制御 | 6軸(ロボットアーム) + 2軸(サーボポジショナー) |
| 対応材料 | PMAX:チタン合金、ステンレス鋼、ニッケル合金、その他 *マルチマテリアル対応 |
| 回転テーブル | 最大搭載荷重:500 kg(オプションで750 kgまで拡張可能) |
| センサー | プロセスカメラ、溶接センサー *オプション:パイロメータ、IRカメラ、Shapetech |
| 操作・制御 | ワイヤ手動位置制御 *オプション:画像AIによる自動ワイヤ制御 *オプション:インターレイヤ温度制御による自動アーク開始 *オプション:自動層高さ補正 |
その他、オプション・アクセサリがあります。
詳しくは愛知産業までお問い合わせください。
