リテック 特殊金属溶解炉システム
真空アーク再溶解炉(VAR / Vacuum Arc Remelting)/VARキャスター
VAR製造に関してリテック社は50年の歴史があります。
溶接等により成形された溶解材料を密閉された円筒形の炉に装填し、溶解材料を電極として直流の電流を流します。これによって炉床と溶解材料の間にアークが生じ、その熱によって溶解をします。
真空アーク再溶解のプロセスは高い均質性や高純度が要求される航空分野、宇宙分野、医療分野で欠かせない技術となっています。
VARの技術は既に確立されたものとなっていますが、VARでの溶融速度はプロセスを通じて一定ではなく、高度で複雑な制御技術が要求されます。
リテック社では従来の技術に加え、常に先進的な技術を取り入れ続けています。高精度の重量センサーと連動したコンピュータによる溶解プロセスの管理により、正確で信頼性の高い制御を実現、最適な溶解条件を得ることができます。
また、リテック社ではVAR技術を利用した鋳造装置(VARキャスター/Consumable Caster)も製造しており、主にチタン製品の鋳造に使用されています。
特長
- 溶解材料内にある窒素、酸素、水素等を、真空下の溶解により取り除くことで、清浄された素材が生産できます。
- VAR-R(実験用)VAR-S(特殊鋼・超合金用)VAR-T(チタンを始めとした合金用)の各種材料の特性に対応したVAR炉の提案が可能です。
- 様々なレシピに対応した溶解のモードが選択できます。
- 炉全体のデザインの見直しにより、メンテナンスが容易な機構となっています。
- 納入前に自社工場でシステム全体を組み立て試験溶解を行います。一度組み立てた装置をモジュールに分けて輸送するため、お客様の工場での立ち上げに要する時間を確実に短縮することができます。
- 工場内フロアに対応したコンパクトな設備の設計が可能です。
その他、オプション・アクセサリーがあります。
詳しくは愛知産業までお問い合わせください。