リテック 特殊金属溶解炉システム
電子ビーム溶解炉(Electron Beam Melting)
リテック社は、EB溶解炉において30年以上の実績があります。
電子ビームを熱源として真空下で溶解を行います、誘導加熱装置やプラズマ装置よりも高い熱を発生させることができるため、融点の高い反応性金属(ニオブ、タンタル、純チタン、チタン合金等)の溶解が可能です。
水冷銅を使用したハース溶解およびドリップメルトに対応可能で、装置規模も小規模実験炉から25tの鋳塊の製造が可能な大規模設備まで数多くの実績があります。水冷銅ハース溶解炉では、高純度のチタン溶解・精錬が可能です。
真空溶解炉にVon Ardenne社(フォン・アルデンヌ/ドイツ)製のEBガンを搭載することで、高真空中の溶解による高い精錬効果を期待できます。同社は独自に研究所を設け技術開発を行っており、高い信頼性と安全性で知られています。
また、リテック社のハース溶解炉は、航空機用回転部品(ロータリーグレード)の製造に製造法として認可されています。
- 指向性の高い電子ビームのコントロール。
- 供給材料の形状にかかわらず溶解が可能なため、チタンを始めとした高価値金属のリサイクルが可能です。また、高加熱により表面酸化や介在物のあるチタンスクラップのリサイクルが可能です。
- 水冷銅ハースの採用により、HID(High-Interstitial Defects)、HDI(High Density Inclusion)を取り除き、極めて洗浄度の高い材料の製造が可能です。
- Von Ardenne社のEBガンは、加速電圧が高いため非常に溶解効率が良く、他社製品と比べ非常に広い操業圧力範囲で使用することが可能です。また、カソードの寿命が長く最小限のメンテナンスでの操業が可能です。
その他、オプション・アクセサリーがあります。
詳しくは愛知産業までお問い合わせください。