リテック社は世界に先駆け、生産に耐え得るルツボを開発しました。

コイルから発せられる磁力線を利用した誘導加熱により、材料を溶解します。水冷銅ルツボを使用することにより、ルツボ内壁近傍の溶湯が冷却され、溶湯プールとルツボ内壁との間にスカルを形成させます。スカルを形成する金属と溶解金属は同成分のため、溶湯への汚染がありません。

純チタン、チタン合金、ジルコニウム、ニッケル合金等の活性金属の溶解に最適です。

• 炉内雰囲気は、真空および不活性ガス雰囲気に対応が可能です。不活性ガスの炉内雰囲気下での溶解では、金属元素の揮発を最小限に抑えることができ、合金成分組成の調整が容易です。
• ルツボには耐火材ではなく水冷銅を使用するため、スカルの形成によりルツボからの汚染がありません。
• コイルから発せられる磁場により、非常に高い攪拌力を得ることができるため、均質な材料を得ることが可能です。
• 真空アーク再溶解（VAR）のように溶解電極を製造する必要がなく、多岐にわたる形状の素材を使用することが可能です。
• 傾転による出湯に加え、ルツボ底部からの出湯（ボトムポア）にも対応が可能です。また、遠心鋳造テーブルの供給も可能です。