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RCF(リフラクトリーセラミックファイバー)代替材について(2017.02.08)

平素は格別なるご高配を賜り誠に有り難うございます。
既にご承知のように平成27年11月1日より、労働安全衛生法施行令及び特定化学物質予防規則(特化則)が施行されました。リフラクトリーセラミックファイバー(以下RCF)が新たに対象物質となりました。このため製造業者、加工業者、使用者等多くの関係者が法令順守のための対応が必要となりましたのでご連絡致します。弊社ではオランダ、ラピナス社製のラピナスファイバー Roxul 1000をRCF代替材としてご提案申し上げます。

ラピナス社

オランダのラピナス社の生体溶解性ロックウール"ラピナスファイバー Roxul 1000"は、生体内に取り込まれても人体に安全であることが証明されWHO/IARC及びEUで発がん性分類から完全に除外された無機繊維です。RCF代替材として大きく注目を集めております。

一方、無機繊維として評価が高いAES(生体溶解性セラミックウール)があります。この繊維もラピナスファイバーと同様に発がん性分類から除外された安全性の高い材料ですが、高温下(900℃以上)で加熱すると繊維の結晶化が進行し、表面の一部が遊離ケイ酸の一種であるクリストバライト(結晶性シリカ)に徐々に変化を起こします。結晶性シリカはWHO/IARC分類でアスベストと同じクラスの人体に有害な発がん性物質です。つまりAESそのものは安全ですが、実際に使用が想定される高温下では発がん性物質に変化する問題を抱えております。
しかし、ラピナスファイバーはケイ素含有量が低いため高温での暴露後も結晶性シリカを生成することはありません。この度、ラピナスファイバーを代替品対策としてご提案致します。

ラピナス社の親会社、ロックウール・インターナショナル社による熱処理による影響の分析レポート(PDF)を添付します。ぜひラピナスファイバーの安全性を御確認下さい。

愛知産業は、ラピナス社の日本総代理店です。ラピナスファイバーについてのお問い合わせは、弊社ウェブサイトの「お問い合わせ」よりお願い致します。

 → 特化則(厚生省サイトが開きます)

Lapinus Fiber
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